理系流ボイトレって何?

 

 ここでは、ボイトレを始める前に、5つの全体像を紹介したいと思います。

 

 全体像を知れば、まごつく事無く、発声の課題を楽しみながら、ボイトレをすすめる事が出来ると思います。

 

球体呼吸に慣れておく。

  息の出し入れは、球の原点です。風船を膨らませるイメージではなく、球の中心点で行います。原点呼吸に慣れると、声の”響き”と”ゆとり” が生まれ始めます。

 

腹部断面呼吸に慣れておく。

 参考図は正面4分割ですが、身体のサイドから見ても4分割です。それぞれの区画で起こる”膨張・収縮”の仕組みを、頭に入れて置きましょう。

 

呼吸軸断面拡大図に慣れておく。

 発声の急所中の急所「呼吸軸」はミクロのストローです。ここが理解出来ると、発声の全体像が分かり始めますよ。

 

縦のセンターライン(体軸=呼吸軸=背骨)の仕組みを理解する。

 筋肉系”0”に位置する、呼吸系ラインです。この軸に近づく程、息に依存した発声となり、発声の質感が向上しますよ。

 

リラックスの意味を図形で操作してみよう。

 発声は、人工物をより自然に近づける努力です。自然界に委ねる過程が、ボイトレを行う理由です。脱力して水面に浮かぶ意識とか、バンジージャンプで飛び降りるイメージを試してみて下さい。

 

 これら1つ1つの出来栄えが、カラオケDAM のAi感性採点で加点につながります。

 課題がこなせる人なら、90点を楽にゲットしているのではないでしょうか?

 

 人に生存本能がある限り、脱力するには脳指令に委ねるしかありません。即ちボイトレは、脳トレその物なんですね。

 

 ここでは全身に最適指令を出す一助として、【複素数球体】が優しくガイドしてくれます。

【虚数i】はことさら脱力の世界に誘導してくれますよ。

 数式は図形を導く単なる道具です。理解の必要はありません。これからは図と補助線が優しく寄り添ってくれます。

 

今後、番号順に、ヒントと説明を提供する予定です。お楽しみに!