イチョウ葉チップ(左図)を使って息の吐き方・吸い方を体感で理解していきましょう。
まず最初に、呼吸形態の違いを理解しておきましょう。
(形態1)生命維持のためのガス交換呼吸です。
あくび・疲労時に自然にでる「大あくび」は、体の隅々に酸素を送る本能的な深い吸入呼吸です。日常生活で「あくび効果」を意識するだけで、深い全身呼吸体感を本能的に身に着ける事ができますよ。
(形態2)歌っている時に行う、フレーズとフレーズの間で行うブレス呼吸は、深く息を吸い込む呼吸です。
但し、発声中の吸い込みすぎは、声の緊張を誘発してしまいます。柔らかいゴム風船が、ふわーっと膨らむ力まない自然体感をつかみましょう。この感覚に慣れるまでは、繰り返し練習が必要ですよ。この体感に慣れると、今までのリキミ体感が、「無駄だったな~」という思いになりますよ。
(形態3)歌っている時に行う音程キー操作呼吸です。これは、微妙な吸い込みが必要となり、操作難度はとても高いです。
この時に吸い込む息も、過度に吸い込めば、声の力みを誘発してしまいます。とても微妙で柔軟な発声呼吸操作です。
慣れるまで、練習あるのみです。「イチョウ葉チップ」を活用しながらその操作を追求してみて下さいね。
操作のコツは、サンプル図の実線部を伸縮自在に使う柔軟な脳トレ意識でとりかかってみては?