イチョウ葉チップ(その6) 響きの体感
イチョウ葉チップ(その2)で説明しました様に、背骨は息の刺激に敏感に反応する発声系の急所です。
身体の中で最も固い素材ですから、「陶器・金属・ガラス」に何かで刺激を与えると響きが発生するように、骨は息の刺激で響きが生まれます。
背骨の上下に接続している「頭蓋骨と骨盤」は、響きを集約して響きを拡大してくれます。
響きのパラボラアンテナとして活用できます。
例えば、背骨をストローとして息を吹き込み「頭蓋骨と骨盤」のパラボラへ当てる息の微調整が出来れば、発声の響きがコントロール出来る事になります。
響きの領域はとても繊細ですから、練習は欠かせません。わずかの力みも排除する覚悟が必要となります。
是非響き感覚に慣れて、リラックスの重要性に納得して頂きたいと思います。