ボイトレ山8合目キャンプ第3話
8合目でのロゴマーク役に立ったかな?
それじゃ次にコンパスを出してごらん。
コンパスと言っても文房具と磁石方位計の2つ共必要だからね。さて歩きながら使い方を説明するからね。
N「方位計はすぐ分かるよね。自分の体の進行方向が頭に入るよね。ボイトレ山では、上体の方向は一定に保つのが原則だから、骨盤から下の脚を使って、上体がブレない様に意識するんだよ。骨盤から下の脚は自由に動いて構わないからね」
B「骨盤の下の脚のくせに、かなり微調整してくれてんのね。遊ばしておくのは、もったいないわね。骨盤の上にある腹部は、丸い肉団子と思ってもいいわよね」
N「骨盤の上に自発的に呼吸する肉団子が乗っかていると思って差し支えないよ。
次いでに、その丸い肉団子を、おへそから背中に向かって、縦に真っ二つに切り離しておくと、息の通り道が丸いシート状に確保できるよ。
このシートをイメージしておくと、腹式呼吸が理解し易くなるよ。
この丸いシートは、丸を書くコンパスで簡単に作れるよね。この時そのコンパス軸の中心点が、腹式呼吸の原点、即ち息の出入口となるので覚えておこうね。」
B「この薄いシートは、息で出来たシートなのね。このシートが息で変幻自在に変動して肉団子を振動させて発声してるのね。肉団子が力んでいたら台無しね」
N「おっ!良く分かってきたね。このシートを吐く息・吸う息で回転させる事が出来れば、とても安定した発声につながるよ。ボイトレ山8合目の難関の一つだから、あきらめるとその先には進めないぞ」
B「この丸いシートは、いつも肉団子によって左右から密着されてるのよね。力を抜きながら密着させるのって、なかなか難しいわね」
N「慣れるまでは呼吸に応じて、左右の肉団子が内側に密着する圧迫感を感じ取る努力が必要だね。
息が吐かれると圧迫感・窮屈感が強くなる。この感覚もかなり難しいので練習あるのみだ。
8合目より上部なんだから当然の試練だよね」
B「8合目の息づかい、少し慣れて来たかも。高いキー少し楽なのよね。肉団子の圧迫感は全然感じないけど、私には心地よい試練だわ。息づかい遊び、全然退屈しないから」
N「最高!最高!その遊び心とても素晴らしい。
息遊びは、脱力とじゃれあう事でスキマシートとの相性が、どんどん良くなる。すぐ9合目にたどり着くと思うよ。そのうち、きゅっと胴のしまったBincoが絶壁のへこみに立ってチョコ休憩してるのをバッチリ盗撮しておいてやるからな。
ほらほら、雷鳥の天敵と言われているチョウゲンボウがゆうゆうと空に弧を描きながら「ちっちっちー」と励ましてくれてるぞ」